2025.12.19
dongbaek オープンのお知らせ
2025年12月、福岡市城南区別府で「dongbaek」[トンベク]というオルタナティブ・スペースを開きます。 dongbaekは「椿」の意味のハングル「冬柏 (동백)」の表音アルファベットです。ハングルに慣れない方には一見意味をもたない綴り。しかし、福岡の地で「トンベク」と発語した瞬間、日本列島から朝鮮半島一帯にかけて咲く椿の花のように、国を越え、アジアとつながる文化や芸術や暮らしを感じさせ、視野が広がっていく可能性を秘めています。 出版社・里山社の事務所としても機能しつつ、dongbaekは、いろいろな方々に関わっていただきながら、展覧会、映像上映、トークイベント、そして対話の場として、オルタナティブな選択肢やものの見方を示す空間になればと願っています。 dongbaek 〒814-0104 福岡県福岡市城南区別府7-1-12-102 (福岡市地下鉄七隈線別府駅・茶山駅よりともに徒歩7分) https://dongbaek25.cominfo@dongbaek25.com Instagram dongbaek25
dongbaekオープニング連続企画 「その土地で撮る、聞く、場をつくる」 2025.12-2026.2
オルタナティブ・スペースdongbaekのオープンを記念して、2025年12月から2026年2月にかけて、その土地の歩みを辿りながら生まれた映像作品の上映会、写真展を開催します。年の終わりから始まりにかけて、この場所が立ち上がる瞬間にお立ち会いいただけましたら嬉しいです。
田代一倫写真展「椿の街」
2026年1月4日~25日の土・日・祝 12:00~19:00 韓国南部・北部九州一帯の椿の花と肖像写真。2004年から2024年にかけて各地で撮影された写真を展示する。 ※上記以外の日時のオープンはInstagramで毎週月曜にお知らせします。
事前予約不要・無料 展覧会助成:宇久美術基金
田代一倫 (写真家) 1980年福岡県生まれ。2006年、福岡市でアジア フォトグラファーズギャラリーの設立、運営に参加。2009年、photographers′ galleryの運営に参加し、2010年上京。主な出品に「東京・TOKYO 日本の新進作家vol.13」(2017年、東京都写真美術館)「歴史する! Doing history!」(2016年、福岡市美術館)など。写真集『はまゆりの頃に 三陸、福島 2011~2013年』(里山社)『ウルルンド』(KULA)。2022年より福岡へ戻り、西日本新聞に『まちを撮る』を月一連載(2025年7月終了)。
上映+トーク 小田香「その土地で映像を紡ぐこと」
2026年1月23日(金)17:30 上映:「これるおん」「ホモ・モビリタス」 トーク:小田香 (フィルムメーカー/アーティスト) 聞き手:清田麻衣子(里山社)
料金:上映+トーク 2,000円 協力:福岡市総合図書館映像ホール・シネラ実行委員会
【お申込み方法】Googleフォームにて受付中
「これるおん 27 sep – 5 oct」
© Oda Kaori
小田香監督・撮影・編集/2021/日本/64分 青森県五所川原にある、ラテン語の「colere(耕す)」を語源とする福祉作業所兼ゲストハウス・colere-ON(これるおん)の日常をスケッチのように記録した映像作品。
「ホモ・モビリタス」
小田香監督・撮影・編集/2022/日本/12分 青森県南地域を走る青い森鉄道をはじめ、県内の車窓風景を撮影。デジタルビデオカメラで撮影した映像に直接ペイントを施した8ミリフィルムの映像を組み合わせた。
小田 香 (フィルムメーカー/アーティスト) 1987年大阪府生まれ。映画・映像を制作するプロセスの中で「我々の人間性とはどういうもので、それがどこに向かっているのか」を探究する。2013年タル・ベーラが陣頭指揮するfilm.factoryに第1期生として招聘。初長編作品2015 年「鉱 ARAGANE」が山形国際ドキュメンタリー映画祭 2015・アジア千波万波部門特別賞受賞。大島渚賞(2020年・第1回)、芸術選奨文部科学大臣新人賞(2021年・第71回)受賞。
上映+トーク「二つの不思議な集合写真」
2026年2月21日(土)14:00 上映「SELF AND OTEHERS」 (佐藤真監督) 15:10〜16:30 トーク 大日方欣一 (フォトアーキビスト/九州産業大学教授) 料金:上映+トーク 2,000円
【お申込み方法】Googleフォームにて受付中
牛腸茂雄(写真集『SELF AND OTEHERS 』/1977年に収録)と児玉房子(『グラフィケーション』/1976年12月号掲載)が数分違いに撮影した二枚の集合写真(撮影地は大辻清司別荘宅)が発表されていた。撮り手が変わる不思議な2枚が撮られた背景から、当時の世相や写真の需要のされかたまで広い視野で考察する。
「SELF AND OTHERS」
©「SELF AND OTHERS」製作委員会
佐藤真監督/2000/日本/53分 36歳という若さで亡くなった写真家、牛腸茂雄の世界を、写真作品や牛腸の暮らした不在の風景から見つめる短篇ドキュメンタリー。佐藤真監督。
【参考資料】 ◉牛腸茂雄写真集『SELF AND OTHERS』(1977年白亜館/94年未来社より復刊) ◉『グラフィケーション』1967~2018年に刊行された富士ゼロックス株式会社のPR誌。1969年よりル・マルスが編集制作を担当。
大日方欣一 (フォトアーキビスト) 1991年、筑波大学大学院芸術学研究科単位取得満期退学。九州産業大学芸術学部写真・映像メディア学科教授、同大学美術館館長。研究テーマは、写真文化史、20世紀の芸術運動と写真。特に、本展出品作家の大辻清司のアーカイブ構築に携わり、『大辻清司武蔵野美術大学 美術館・図書館 所蔵作品目録』他を監修。